満足をもたらす1滴
ドランビュイ【Drambuie】 《ラルース酒事典》にはこのように紹介されています。 1745年の夏「ボニー・プリンス・チャーリー」と呼ばれたチャールズ・エドワード公はイングランド王位に対する野望を実現すべく、スコットランドで兵を挙げた。 ハイランド地方の多くの氏族の支援にもかかわらず、公はカルオーデンの戦いに敗れフランスに亡命する前にまずスカイ島に逃れた。 この島に滞在していたとき、公はマッキノンなる者に自分の好きなリキュールの作り方を伝授したというのである。 ドランビュイという名前は「満足をもたらす1滴」という意味の古代ゲール語、 アン・ドラム・ビュイデアックに由来する。 スコッチウイスキーとヒースの花からとった蜂蜜、各種の香草(ハーブ)をベースとするこのリキュールはそのまま、あるいはレモンを添えてオン・ザ・ロックにして、食事の最後に飲む。 寒い夜にはこのリキュールを使ったラスティ・ネイル(Rusty
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