アルバータ
お疲れ様です、小田です。
先日、後日改めてと言ったサントリーさんのセミナーを。
70年に渡わたるカナディアンライウイスキーの名門、アルバータ蒸留所です。
さて、まず、カナディアンウイスキーとは・・・
世界5大ウイスキーと言われるものの一つです。
スコッチや、アイリッシュはもちろん、アメリカン(いわゆるバーボン)やジャパニーズもこの5大ウイスキーです。
カナディアンウイスキーは一般的に5大ウイスキー中で最も軽い酒質というのが特徴です。
(原料や製法、特徴は写真や表を参照ください)
そして、カナディアンウイスキーの代表的な銘柄と言えば、
ご存知の方もおおいかと思いますが、やはり「カナディアンクラブ」。
カナダの東部、オンタリオ州で作られています。
しかし、今回のセミナーは「カナディアンクラブ」ではなく、
「アルバータ・プレミアム」
前振りが長くなってしまいましたが、本題を・・・
「アルバータ・プレミアム」が製造されているアルバータ蒸留所は北米で最大規模の蒸留所で、
第二次世界大戦終結の翌年、1946年に創業。
それから、70年にわたりライウイスキー製造一筋に歩んできました。
蒸留所はカナダの西部に位置し、
アメリカのモンタリオ州と国境を接するアルバータ州のカルガリー近郊にあります。
カナディアンロッキー山脈東側の高原台地で、標高1,048メートルの高地。
周辺には北米大陸中央を南北に伸びるプレーリー(湿原草原地帯)と呼ばれる平原が広がっています。
ここには蒸留所の職人たちが「グレイシャル・ウォーター(氷河の水)」と呼ぶ、
ロッキー山脈の氷河から溶け出した清冽なまでの水や、
プレーリーが育んだ世界でも高品質と謳われるアルバータ産のライ麦あります。
アルバータ産のライ麦は、日本の多くのパン職人が使用しているという事もその品質の高さを物語っています。
この地に蒸留所を創設したのは4人のカルガリー男たちでした。
石油・天然ガス事業で成功した実業家、新聞社社主、
そして、ビール会社を興したドイツ系移民の子孫で自ら蒸留所を経営していたふたりの兄弟。
彼らは愛する故郷が誇る自然風土の恵みから、
故郷が誇れるウイスキーをつくろうとしたのでした。
その情熱は70年経った今も大切に受け継がれています。
さて、そんな情熱によって生み出されたウイスキー
もちろんテイスティングしてきました。
以上のラインナップです。
樽熟成前のアルバータ・プレミアムや他のライウイスキーとの比較テイスティングです。
味わいなどはこのような感じとなっています。
そして、もう一種
「アルバータ・ダークバッチ」
こちらもテイスティングしてきました。
この「アルバータ・ダークバッチ」は革新的な造りをしていて、
(お酒のことを決めている法律というものが存在するのですが)
法律上、「ライウイスキー」と名乗っていいギリギリまでバーボンとシェリーを加えています。
バーボン樽やシェリー樽で寝かせるというのはよくあるのですが、
これはそもそもバーボンとシェリーを直接加えるという形。
味わいに直に反映されています。
主体であるライウイスキーは
6年熟成のフレーバリングウイスキーと12年熟成のベースウイスキーを使用したマスターブレンダーの芸術的ブレンドです。
こうして作り上げられた味わいは
ライウイスキーのイメージを覆す、スムースかつ重厚な味わいです。
銀座店には「アルバータ・ダークバッチ」入荷しております!
ご興味のある方はぜひ!
以上、現在は銀座店にいる小田でした。