GINのいろいろ

ご無沙汰しております。福岡店の福井です。

緊急事態宣言の延長も決定しましたがみなさんいかがお過ごしでしょうか?

先日「病気が産んだカクテル 」ということでジントニックをご紹介したのですが今日はジンについてもう少し掘り下げてみます。

一言にジンと言っても様々なものがあるのですが今回は2008年に制定されたEU法を参照して大きく3種類(Gin、Distilled Gin、London (Dry)Gin)に分けてご説明します。

まずはGinについて

農業由来のアルコールにジュニパーベリーでメインの香りづけをした37.5度以上のスピリッツであること。

次はDistilled Ginについて

蒸留を繰り返し、96度以上となったアルコールをジュニパーベリーと自然由来のボタニカルと再蒸留をしたもので37.5度以上である

最後にLondon (dry)Ginについて

ⅰ.100%アルコール換算で100Lに対して5g以下のメタノールしか含まない農業アルコールで自然由来の植物を再蒸留(70度以上)して香りづけしたもの

ⅱ.1Lあたり0.1g以上の砂糖を加えず、着色もせず、蒸留後は水以外を加えないこと

ⅲ.37.5度以上であること

と、このような分類(正確にはもっと厳密なのですが専門的なことになるので割愛します)になるのですが、Gin→Distilled Gin→London(Dry)Ginの順に製法が厳しく定められていて高品質なものとなっています。

例外として最近話題のクラフトジンは個性を出すためにLondon(Dry)Ginからは逸脱しているものもありますがとても高品質なものもあります。

長くなってしまいましたが普段飲まれているジンがどこに分類されるか調べてみるのも面白いかもしれませんね。

(fukui)