ベリーニ
ベリーニとは、ピーチ・ピューレのスパークリング・ワイン割り、といった構造のカクテル。イタリアのヴェネツィアの「ハリーズ・バー」で生まれた。
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ヴェネツィアのサン・マルコ広場のすぐ裏手、水上バス(ヴァポレット)停留所前に、高級レストラン・バー「ハリーズ・バー」がある。1931年5月13日、それまでホテルのバーテンダーだったジュゼッペ・チプリアーニが、ある知人と協力して興した店だ。ベリーニというカクテルは、そのジュゼッペ自身が、開店してまもなく考え付いた作品。北イタリア特産の白桃の稔る秋の季節に、熟した白桃をピューレ状にし、それにヴェネト州の北で生まれるプロセッコというイタリアン・スパークリング・ワインを加え、混ぜる。
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ジュゼッペ・チプリアーニは、ヴェネツィア派絵画の創始者として15世紀後半に活躍したジョバンニ・ベリーニの絵が大好きだった。1948年、ヴェネツィアでそのベリーニ展が開かれ、敬愛しているベリーニの絵に接したのを記念して、彼自身のカクテルを「ベリーニ」と名付け、正式に店のメニューに加えることにした。
「読むカクテル百科」 福西英三著より
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このカクテルについては、私個人かなり研究した経緯があります。
教えて貰ったスタイルを少しアレンジし、今ベスパのスタイルに変化させました。
近年、白桃は夏の終わり位に出てきますが、以前は梅雨時期位だったような記憶があります。
年々、時期はズレますけど。
この内容を記述するにあたり、読み返して気づいた事がありました。
「ハリーズ・バー」の開店日。
日本で5月13日は「カクテルの日」なんです。
『平成23年に日本のバーテンダー4団体が定めました。 なぜ5月13日がカクテルの日なのかというと、1806年5月13日、アメリカ週間新聞「バランス・アンド・コロンビア・リポジトリ」にカクテルの定義が掲載されたことに由来としているということです。』
という事ですが、偶然「ハリーズ・バー」の開店日と一緒なんですね。
面白いものです。